2008年04月17日

第2話;拉致されたアトムボーイ

第2話;拉致されたアトムボーイ


やあボク、アトム君icon
いつもは庄八のボトルの先っぽにいるんだけど、みんな覚えてくれたかな。

大好きなあのコにフラれて、一人5号地の堤防で泣いていた、この間の話の続きなんだけど、

あの後抵抗する暇もなく、いきなり後ろから突然口を塞がれ、手を縛られ、厚い布袋にくるまれて、



ボク、さらわれちゃったんだicon




ナニ?ナニ?、ナニが起きたの???icon

訳の分からないまま、何人かの人間の手で運ばれていってしまったんだ。



ボクまだ童○なのに、先に後ろの純潔を奪われるのかなあ



どうしよう…、ハードゲ○の格好で実家に帰ったら、ボクお母さんに顔向けできないよ…。

突然ボクを運んだ人間達が、ドスンと地面に投げ落とされた時に、大きく床が揺れたんだ。

「分かったよ、ボクは船に乗せられたんだ…」

そしたら、そのまま沖に向かって船が走り出したんだ。

「ボクはいったいどこに連れて行かれるんだろう…icon

不安な気持ちのまましばらく船に乗っていたら、規則正しい揺れのせいか、突然睡魔に襲われたんだicon

「いかん、このまま寝てしまったら、ホントにハードゲ○にされちゃうよicon

でも昨晩は、”丘の上の変なおじさん”や”ちょっとメタボなあん畜生”とか”眼鏡をかけた亜熱帯性根性ナシ”の他に、セクシーでおバカな女の子3人と、庄八で夜遅くまで飲んでしまったから、眠たくてしょうがなかったんだ…。


寝たらダメだ…、寝たらダメだ…、後ろの貞操が…、………



そして目が覚めたら、見たことのない部屋でベッドに横たわっていたんだ…icon

………、ここはドコ???。

よく見ると、安いビジネスホテルのシングルルームみたいに狭い部屋だ。
でも、ドアは外から鍵がかかってるし、窓には鉄格子があって、とても自力では外に出れそうにないよ…。

そうだ、その前に大事な事を確認しておかないと………。ゴソゴソ…。


よし、後ろの貞操は無事だicon



ひとまず安心したけど、しばらくベットに座ってたら「これからどうなるんだろう」と新たな不安が沸いてきたんだ…。

そしたら、廊下の方で誰かが話している声が聞こえる…。何て言ってるんだろう…。

ドアに耳を寄せて、じっくり聞いてみたけどよく分からない…icon
でもこの言葉だけは、はっきりと聞こえたんだ。

「○□△×、○□△×、○□△×、○□△×、スミダ。」

スミダ?。という事はハン○ル語??。という事は………、



「ボクは北○鮮に拉致されたのか…」



どうしよう……、将軍様の国だよ。noiさんのためにバッチを二つ貰って帰らなきゃicon

と、どうでもいい事を考えていたら、突然”バンッ”とドアが開いて、軍服を着て”1升瓶”を持った怪しい人間とその部下らしき人間たちがズカズカっと部屋に入ってきたんだ。

ビックりしたーicon、もっと静かにドアを開けようよ。ボク小心者ナンだから…icon

そしたらボクを見た後、軍服を着て”1升瓶”を持った怪しい人間が、怒った様な口調のハン○ル語で部下達にまくしたてているんだ。

「ナニ言ってるか、さっぱりわかんないよ…icon

でも、「メタボ…」、「メガネ…」、「キシャワイ…」って言葉が端々で聞こえてきたんだ。

んーーーー、でもやっぱり、ナニ言ってるか分かんないよ!!!。そうだ、こんな時は秘密道具を。ごそごそごそ…。


ドラえもーーーんicon



第2話;拉致されたアトムボーイ


パパラパッパラーicon、はいホンニャクコンニャクー



モグモグモグ…、ゴクンicon。よし、やっとしゃべってる言葉が分かったぞ。ナニナニナニ………。

「はじめまして、ワタシは金万年です」

”金万年さん”ですかー、はじめまして。
なるほどー、ボクは同じような名前の人で、都町で焼酎1升瓶を担いでふらふらしている人をよく知ってますよ~icon
なんか、初めての気がしないのはそのせいだったんですねicon


で、ボクは何故拉致されたのでしょうか?。



「実はね…icon」金万年さん、すごく言いずらそうに話します。


「偉大なる将軍様のために、日本一の寿司の街である大分県佐伯市で一番の寿司職人を探し、本国まで招待しようと思ってたんだ。」

ふんふん、それで。

「佐伯市の食事情は”記者Y”に聞け、という情報を事前に仕入れており、大分市の”丘の上のレストラン”に来ることも事前に分かっていた。そして丘の上から空を飛んできた人間を目撃し、この男こそ”記者Y”だと思ったから、本国までつれてきたのだが、人間違いであった。すまないicon。」

あー、そうなんですか。事情は分かりました。で、ボクはどうしたらいいんでしょうか?。

「人間違いで本国まで連れてきて、迷惑をかけたから何でもいいのでお詫びをしよう。ナニがいいか?。」

おー、太っ腹icon。さて、ナニにしようかな………。そうだ。





「喜び組と合コンがしたいです」



第3話に続く。

そしてエンディング。




Posted by まんねん at 21:40│Comments(4)
この記事へのコメント
金万年さんはものすごーく丁寧なお方で、
まんねんさんが拉致されてたとき、一度コメントくださったんですよ~(笑)

あの拉致って、人違い拉致だったのですかー!
それにしても喜び組との合コンで
まんねんさんがどうはじけたのか気になるところです~(^^)v
Posted by noi at 2008年04月18日 00:31
まんねんさん、僕は、本気で思うんですが!
作家デビューなされてはどうですか?
続きが早く読みたい!!!
Posted by at 2008年04月18日 09:07
何か知らない間に助かってたみたい…v
Posted by 記者Y at 2008年04月18日 10:57
noiさん
いや、この間の金万年の発言は単に適当に書いただけです。
アトム君ネタも庄八で飲んでる時にふと思いついて、それになんとなく結びつけただけです。偶然と適当の産物です。

龍さん
いや、こんな稚拙な文章ではとても無理ですな。

記者Yさん
すいません。また登場させてしまいまして。
記者Yさん、ネタ的に使いやすいんで、著作料なしで今後もよろしくお願いします。
Posted by まんねんまんねん at 2008年04月18日 23:14
 
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