諸行無常なる男

昨日はのほほんと仕事してましたが、今日もやっぱし、のほほんと仕事してました。

いかんなあ、気合入れんと…。大沢親分に「喝」を入れてもらいたいです。

そんな今日の夕方、社内にてミーティングがありました。
案件は、何年かに一度のやってくる、”おっっっっっっっっっっきな”仕事の割り振りについてです。

ワタシが勤める会社の業界にとっては非常に大きな収入源で、当社でもウン千万円の収入が見込まれる、非常に非常に大事な仕事です。
正直、日本全国でもこの収入で生き伸びている会社も結構多いはずです。

しかしです…、ワタシはこの仕事”大嫌い”です。

理由は”仕事量は多いけど、内容は簡単だから”。はっきり言って物足りないからです。
こういうのは、新人でも十分処理可能なレベルだと思ってるから、こういうのは新人に任せたいというのが本音です。

なのによりによって、そのミーティングで初めて仕事量の配分を見たわけですが、ワタシのが一番多いぞー。まあ、いつも事なんですけど。

でも、釈然としないワタシとしては、会社に入ってホントに初めてかもしれないけど、

「正直、あんまりこの仕事したくありません」

と思いっきり反論しました。確かに本気で量が多いし売上もでかいけど、中身が簡単な仕事に時間とられるくらいなら、スキルアップのため他の難しい案件をこなしたい、と言うのが本音です。

その割り振り案をまとめて示したのが、上司で社長の娘（40歳）。
案の定、「何の文句があるん？」と半分キレてワタシに食って掛かります。めんどくせー…。

しかし、サッカー馬鹿の上司（４５才）が「こんな仕事は新人に多く回すべきだ」と援護射撃してくれました。
ありがたい…、こんなに感謝したのは、5年前に九石ドームであった、イタリアvsメキシコのワールドカップのチケットを譲ってくれて以来だよ。あざーす。

そしたら他の上司も同意してくれまして、常に難しい仕事を抱えているＫ君(31歳)とかの分を減らし、新人にその分回すという方向で話し合いながら、再度仕事の配分を決め直しました。
おかげで、4分の3に減少しました。ラッキー。

売上だけで判断される会社なら、迷わず楽で売上が多い仕事を選びますが、幸いかどうか知りませんが、実績と実力と信頼で判断される仕事であるため、結構やりがいがあるのは確かです。

例えば先週、鹿児島出張に行った仕事を今まとめている訳ですが、これがまた難しい…。なのに、料金としては、レベルに比べはっきり言って”安い”です。
しかし、どこに着陸点があるのか全く分からない案件で、鹿児島に行く前から本気で悩んでたんですが、暗中模索し悩みながら、自分なりの着陸点を見つけた時、

「ああ、幸せだねえ」と思います。
すっかり仕事人間になってしもうたなあ。

もちろん自分に求められるハードルはかなり高い訳ですが、逆にそのレベルをキープしていれば、上司やましてや社長に対しても、発言力は増して結構自分の我がままも言えるわけですよ。

ただここまでのレベルにひとまずたどり着くには、怒られ、どなられ、殴られ、罵倒されと、正直人として扱われていない時期もありましたが、自分なりによくここまで我慢したなあ（パチパチ）。

短気ですぐキレる性格が、ここまで丸く”エロく”なったのも、仕事のおかげと思ってます。

だから、ボクのように”エロい社会人”になりたい人は、しっかり頑張りましょう。