2007年09月09日

おそるべし中国~しんどい編~

コンビニで買った晩飯食って、ビール飲みながら旅に疲れを癒しているところです。

いやー、旅中ずっと中華料理ばっか食ってたから、コンビニのおにぎりですら新鮮ですな。
ましてや、ラガービールを飲んだ瞬間、幸せを感じましたね。青島ビールとかそういう麦芽の効いてない薄いビールばっかりで、中華料理に合わず相当物足りなく感じてたんですよ。

旅行は二日目、天気は曇り。朝8時から「桂林」のホテルを出発します。

5分ほど走ると「象鼻山」というとこに着きました。岩が波で浸食され、残ったのが象に似ているからそう呼ばれているらしいですが、同じようなやつを今年5月に高知県でも見たんでね、省略します。

ちなみに「桂林」は中国大陸の南部の山奥に位置するんですが、人口60万人もいて大分市より人口多いんです。「桂林」が位置する「江西省」は多民族地区であり、「桂林」もチワン族の自治区の中にあるんです。

次は、桂林街中からマイクロバスが走る事約2時間、着いたのは「龍勝」というところです。
目的は、”棚田”を見に行くんです。「”棚田”って、大分県内にもあるやん」と思われるでしょうが、約600年以上前から山の斜面を切り開いて作られたという、歴史的かつ壮大なスケールの”棚田”が見られるそうです。ほう。
さらにシャトルバスで移動します。

「アソコの赤いトコロが目的地デス」
と現地ガイドの”よーさん”が指差したのは、遥か彼方の上空です。バスが止まったところから標高差約300mだそうです。それを目指して登っていくのだそうです…。

マジーーーーーーーーーーicon

運動不足のボクには結構きついんですけど…。
だから、そんなきつい山道を歩けない人のために駕籠がありました。時代劇によく出てくる、真ん中の駕籠に人のっけて、前と後ろで二人担いで運ぶやつです。楽チンですが、ただ往復で300元(1元=約15円)かかります。

お年寄りの5人はその駕籠に乗ってましたが、まだ若い(?)私を含め、残り7人と現地ガイドの”よーさん”と”近所のお姉さん的添乗員”で石畳の階段を歩き始めました。

石畳の坂道の道中ほとんどは、ヤオ族の集落内の中を抜けていきます。
ヤオ族村の建物は木造で作られていて、傾斜地にあるんで大概が高床式です。携帯で写真撮り忘れましたが、観光地にあるということで、村の中にはお土産屋や食堂、旅館などもありましたが、もちろん全部同じ様式の建物で、見てるとなんか昔懐かしい雰囲気を醸し出してるんですよね。

村を抜けてから、だんだん坂道がきつくなり、結構しんどくなってきました。ただ天気が曇りで風は涼しく、今日はほんと暑くなくて良かったわー、と心底思いました。

上り始めて約50分、やっと目的地に到着です。これが見たかった棚田です。
おそるべし中国~しんどい編~

こういうのが、山頂から山麓まで周囲一面広がってるんですよ。
ふーーー、言葉がなかなか出ません。壮大です、いやーここまで登ったかいがあった。
あと、ヤオ族の村を上から写したのがこれです。
おそるべし中国~しんどい編~

ただね、登りより下りの方がきつかったです。着いたときは膝がガクガクしてましたね。

あと、いい事ばかりでありません。相当山奥まで行ったので、途中トイレ休憩で寄ったガソリンスタンドのトイレ、すごかったです。
男女一応分かれてますが、便器もなく溝が掘ってるだけで、隠すドアもなくその溝めがけて小も大もする訳です。
ということで、その溝を覗き込んだ瞬間…ヒィィィィィィィィicon。これ以上は語らなくても想像つくでしょう…プーン。

おそるべし中国、二日目にして洗礼を浴びました。というか、中国全土はインフラ整備が進んでいないから、観光地以外ほとんどの村々がそんなもんらしいですけどね。

夕方は桂林街中に戻り、ツアーには必ず”つきもの”のお土産店へ。
行きたくないけど、まあしょうがありません。
そしたら、そこの女性店員10人ちょいいたんですけど、とにかくすごいicon。ナニがすごいかというと、とにかくなんでもかんでも売りつけてくる。
「オニイサン、コノ絵イラナイ?」
「オニイサン、100元デドウ?」
「オニイサン、モットマケルカラ」

オニイサン、オニイサンって連発されたんで、思わず都町のジャングル公園附近にいる「オニイサン、マッサージドウ?」の中国人か台湾人の呼び込みのお姉さん達を思い出してしまいました。

しょうがないんで先日ブログに書いた猫目石(間違いなく人工製)の指輪を見てるフリをしてましたら、とにかく値切って売りつけてくる。
「ホンモノじゃないからいらない」と断って、他の見てたら他の店員に強引に腕摑まれて石売り場に連れて行かれて、「コレ本物ダカラ」と言って無理やり違う猫目石を見せられました。

いらないんだけど…。しょうがないんで、光に透かして真贋を確かめてみたら、本物みたいです。ただ、石が小さく白い猫目石なんで価値ないんですよね。
「2000元、ドウ」

高ーよ、いらない。ダイレクトに断ったら、違う店員がまた来て
「ワタシ店長ダカラ大丈夫、1000元マデマケテアゲル」

彼女もいないオレには無用の長物じゃ、と断って他に怪しいもんないかと違う意味での土産探しに行きました。

しかし、ここからこの店が凄いのが、さっきの猫目石を諦めてないらしく、また違う女性店員が話を持ち出してきて、
「ワタシ店長、コレ800元デOK」
さっきの店長と違うぞー、と思ったら、この人もネームプレートに”店長”て確かに書いてある。

それでもいらんと、トイレに行きみんながお茶飲んでるテーブルに逃げ込みました。
ふう、と一息ついてたら、また違う女性店員がそこまで来て、
「500元デドウ、コレナラドウ?」
やっぱり”店長”のネームプレートつけてます。一体何人の店長がおるんかいicon

おそるべし、チャイニーズ。



Posted by まんねん at 23:50│Comments(0)
 
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