2009年09月04日

感謝の気持ちだけは忘れずに

こんばんわ。
ここ最近疲れと体調が悪くて、まともに自炊生活を送ってない、不健康な35才のオヤジです。

いや、普通に早く帰れる日もあるけどね。ただ、腰痛が痛くて長時間炊事場に立てないのよ。
ここ最近はそーめんとか素パスタとか、とても記事にできないようなモンしか作ってないし。

ちなみに素パスタとは、茹でたパスタに市販のレトルトを絡めるだけです。
普通においしいんですけどね。というか、ワシが作るより間違いなく美味い。

けど、レトルト料理ちゅーのは、ホント味気ないですな。ただ、楽だけどね、間違いなく。
でん、余りにも手軽すぎて、作った料理に対し、心がこもってない気がしてしょうがないのだ。

基本ワシは、アルコールもそうだけど、食に対してはホント執着心があるのよ。
美味しいモンという訳ではなくて、常日頃食べるモンに対してですけどね。

ということで、


「出された料理は、黙って・残さず・感謝して食べろ!」



これがワシのモットーです。

正直、料理を作るのは苦手なモンで…。
だから、人が作ってくれる料理に対しては、素直に感謝していただいてます。

特に、彼女とか若いオナゴが作ってくれる料理は別格ですしね。
嬉しさのあまり、ズボンを脱いでしまいそうでね。

それにワシは自炊でも、外食でも、できるだけ料理は残しません。
まあ、口に入れたら吐くような不味い食物は別ですけどね。ただ、滅多に出会わないけど。

なんでかといいますと、ガキの頃の実家はホント貧乏でねー。
しかも実家は商売してましたから、両親も含め家族全員手伝ってたくらい、ホントに忙しかったし。

そんな忙しい中で、ようオフクロはほぼ毎日メシつくってたよなー、とホント感心します。
まあ幸い、オフクロは栄養士で調理師の免許もってたから、普通に美味しかったけど。

ただ料理は美味いんだけど、それでも子供の頃は、どうしても嫌いな食べ物ってありますよね。
ワシはカリフラワーとブロッコリー。食感が大嫌いで、ホント食べれなかった。今は食えるけど。

しかもウチに関しては、オヤジがホント厳しくて、オフクロが作った料理を残すのはご法度でして。
「美味しくない」とか「嫌い」とか言った瞬間、オヤジに顔が腫れるまでブチ回されてましたからね。

ただ、カリフラワーとブロッコリーは、ワシの皿だけ載ってなかったけどね。ごめんちゃい。

そう思うと、今のガキどもっちゅうのは、ホント甘やかされてるよなー。
給食とか平気で残してるでしょ。ワシ、1回も残した事ないで。むしろ、おかわりしまくってたし。

いや、アトピーとかアレルギー体質の子供に対しては絶対言わんよ。命に関わるしね。
むしろ、食べれないモンがあるっちゅうのは、逆にかわいそうと同情してしまいます。

でもね、嫌いな野菜を食べさせるためにメニューを工夫する、母親の努力はありがたいと思え。
おめーら、母親が苦労して作った料理なんだから、ありがたく食え。と、ガキどもに説教したい。

あとたまに、仕事がホント忙しくて、オフクロが晩飯を作る余裕がない時もありましたしね。
そんな時は、たまにオヤジが気を使って、晩飯は外食というのもたまにありましたけど。

それでも、オヤジはしんけん厳しかった。
「オレと母さんで汗水流して働いて稼いだカネで食べるんだから、絶対残すな。ありがたく食え」と。

家で食べるより、むしろ外食の方がリアルにカネが出費する分、オヤジはマジで煩かった。
でも、今は自分で稼いだカネで外食する分、オヤジの言ってた事はよくわかりますけどね。

まあおかげ様で、食いモンにホントうるさい、今のワシというのができあがってしまいました。
でも決して、美食家ではありません。そんな言葉は、ゴミ箱に叩き込んで捨ててしまいたいくらいです。

そもそも”食材”といふモンは、いろんな人の努力によって、普通に市場に流通しているんです。
まずは、おいしいモンを作ってくれた農家と畜産家、そして命をかけて海に出る漁家にホント感謝。

あとは、我々の口に入る時は、調理をする人間の技量と意識にかかってくるわけですけどね。
なので、”真摯な敬意”を持つ料理人次第で、我々は”感動”と”驚嘆”を味わうコトができる訳です。

いい食材を育てる手間、そしていかに美味しく作るかという料理人の感性とその仕事は別格です。
値段は彼らの努力に対して、その分の対価を払うという、人間のエゴでなりたっている訳ですから。

でも、高いゼニ出せば美味しいモンが食えるというのは、単なる勘違いですけどね。
そもそも味覚って、人それぞれ違いますからねえ…。絶対的な料理って、まず存在しないと思うし。

だから、美味しいモンが食べたければ、まずは頑張って自分で作ってみよう。
それが難しいなら、ネット情報とか人の意見に左右されず、自分の足で頑張って探そう。

自分でゼニ出して、自分が美味しい店を発見した時の感動は、よう分かるでしょ~。
それが高級料理店ではなくて、自分の身の丈にあった料理店だったら、なお最高ざんす。

まあ、ということで、

美味しい食材を作る人、獲る人


さらに美味しくする料理人


普通にご飯を作ってくれる家族


に感謝して、メシにありつくことにしましょう。


「いただきます」



「ごちそうさま」



の心を、いつまでも忘れないようしたいですね。



Posted by まんねん at 00:35│Comments(0)
 
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