諸行無常なる男

  

きにょうの夜、某先輩（オス）からの連絡

「おう久しぶり。お前な、明日の昼なんやけど、時間ある？」

「まあ、あるっちゃ言えばありますけど」

（休みやけど、仕事せんといかんのよねえ…）

「いや、ちょうどな、お前に紹介したいオンナがおるんやけど」

（キターーヽ(･∀･` )ﾉーー、いつもの嫁ルート）

「どうせ、いつも通り、奥さんの知り合いなんでしょう」

「まあ、そうなんやけど…（モゴモゴ）」

（過去、ロクなオナゴがおらんかったけん）

「必ず断ってくださいと、いつもお願いしているでしょう(*`Д´)ノ」

（初対面なのに、面前で平気でタバコをスパスパ吸うヤツとか）

「なんかな、たまたまそのコとバッタリ会ったらしく、話が盛り上がったらしいのよね」

（なんか歯がとるえんちっくにいい感じでとろけてるヤツとか）

「と・に・か・く、ワタシは仕事で忙しい（マジ）ので、お願いですから断ってください」

（嫁さんが紹介したオナゴと会っても、いつもムカついて終わるから嫌なのだ）

「それがなー、オレも写メ見たけど、しんけんかわいいのよー」

（顔面が可愛くても、ワシはあんまし興味がないのよねえ）

「とにかく、嫁から強く言われているから、なんとか時間を取ってくれ」


仕事上お世話になっている先輩から、電話越しで懇願されると、無下に断れないのよねえ…


で、しょうがなく昼前にちょほいとランチがてら、先輩夫婦も交えて４人で会ったのですが


確かに若いし、顔面も芸能人並に可愛い

可愛いんだけど





確かにチミの顔面は可愛いよ、それは認める

現在東京在住、年齢も３０代前半、まあワシより若い

勤め先も一部上場企業だし、中小企業のワシより上だ

で、ナンの仕事しているのと具体的に聞いたら

「コピーとか、接客とか…」

このトシにして、ようはナンもできない人のようです

まあ、それはしょうがない、そういう人もいるさ


すでに、この段階で気持ちは半分以上冷めてしまいました


ところが彼女、自分がモテるちっくな話になると、俄然張り切ります

まあ、そりゃその顔面だったら、ＴＯＫＹＯなら普通にモテるやろうえ

某芸能人とか、某スポーツ選手とかからナンパされた経緯をやたら語ります



ふーん、それはよかったね

でも、お見合いちっくなこの場で話す事ではないのは、間違いないと思う

しかも、プライベートの場とは言え、人の秘密をベラベラしゃべるのもどうかと…


すでに、この段階で気持ちは９９％冷めてしまいました


方や大都会でのモテモテ自慢話、方や田舎モンの日常的な話

会話が成立する訳ありませんが、なんとか続けようと頑張りました



でもね、

まあ、いろいろと問題があるので詳細は書けませんが、キレた理由はひとつ

ふと、投げかけた質問


「一日千円分の幸せが毎日続くのと、一ヶ月に一度だけの１０万円分の幸せ、どっちがいいですか？」

「え？、質問の意味が分からないんですけど」

「ようは、毎日のささやかな幸せと、一瞬の贅沢な幸せのどっちがいいですか？」

と聞き返したら








「いや、普通の一般市民にとっては、それは無理だと思いますけど…」


「そのくらい、自分の彼女に対して当たり前でしょ」


「いや、そんな収入がある人とか、限られていますし…」


「その程度の人間がワタシを相手にしようするのがおかしいでしょ？」
















この辺りから、アタマが沸騰してよう覚えていないんですが、どうも売り言葉に買い言葉のようらしく

最後に「ふざくんな、○×□△～ヾ(｀Д´*)ﾉﾞ」と怒鳴った上、

突然の展開に、隣で先輩夫婦があたふた仲裁しようとする中、

財布の有り金、全部机の上にバッチーンと叩きつけて帰ったそうです

相手のオナゴはポカーンとしてましたが


まあ、元々癇癪持ちなのは自覚してますから、とにかく怒らないように気をつけてはいるんですがねえ

今日はホント久しぶりに、ブチっブチっとヾ(｀Д´*)ﾉﾞマジキレしたようです

本人はよう覚えてないけど

ただ、年明け早々





ただ、感情のまま行動した反動は大きく、懐はすっきりし過ぎて、寒風が吹きすさんでいます

カネが下ろせないし、先輩に会わせる顔がないため、ただ今無一文につき腹が減ってしょうがない…

「もうちょっと大人になろう」と今年の目標の一つが定まった事をご報告して、本日は終了

さてと、明日から仕事初めぢゃ
しばらくしんけん忙しくけん、地獄の日々が続くだろうけど、とにかく仕事に励みますかね