おそるべし中国~ゆるやか編~

まんねん

2007年09月10日 23:47

昨日夜に中国から帰ってきて早々、今日から職場復帰です。

正直疲れが残ってて、体がきつくて寝坊しかけた今朝から早々、新しい仕事をいただきました。あざーす。
結構面倒くさい案件なのに、締め切り今週末だって、チャンチャン。いやー、ハードだねー。社会って厳しい。

中国旅行3日目です。今日は桂林の旅ハイライト「漓江下り」です。

ホテルからマイクロバスで走ること約30分、竹江船乗り場に到着です。
ここから船に乗って、陽朔船乗り場まで約60kmを4時間かけてのんびり川下りしていきます。

天気はちょっと曇りですが、ちょうど川の風が涼しくて気持ちいい…。
ぼーーっと、外のデッキから景色を眺めてました。


川の両側は奇岩がそびえたって、迫力があるのに雄大な景観が続いていきます。絶景ですな。


まるで山水画の世界です。この漓江の景色を、中国語で「奇山秀水」と言われるそうです。なるほどねえ、よう意味は分からんが。

船中で昼飯を食った後、終点に近づくにつれて、だんだん最初のゴツゴツとした景色から、緑が多くゆるやかな河の景観に変わりつつあります。ああ、気持ちいい…。
正直窓から流れる風が気持ちよすぎて、昨晩寝不足だったせいか、かなり眠たかったんですが、終点までツアーに参加してた、おっちゃんおばちゃんたちと世間話してました。寝かせてくれー。

午後1時過ぎ、陽朔の船着場に到着です。
ここから、ミニバスに4、5分乗ってマイクロバスが止まっているターミナルに行くわけですが、ミニバス乗り場まで歩いていく途中、並んでいる露店ですごいものを発見しました。

「北京オリンピック」のTシャツとオリジナルマスコット”福娃”のぬいぐるみです。

どう考えても、こんな田舎の露店で売ってるもんじゃないよなあ。

おー、これが噂のIOCの許可を得ていない、偽物商品かー。生で見て感動しました。

ミニバスまで向かって歩いている日本人のツアー客である我々に、おばちゃんがTシャツを指差して「60元、60元!(1元=約15円)」と叫んでます。
ホントは立ち止まる時間と中国語がうまくしゃべれれば、このうさんくさいグッズについていろいろ聞きたかったんですが、残念ながらツアーなんでそのままスルーしていきました。

再度マイクロバスに乗って、舗装の悪い道にガタゴト揺られながら、中国最大の藩王墓地「靖江王陵」の博物館を見学です。ただ、着いたのが時間が夕方5時前だったんで、さっさと追い出されました。あんまりたいした事もなかったしね。

そこから柳州駅に向かいました。張家界に向かう夜行列車に乗るためです。
もちろん夜行列車はシャワーも風呂もないため、柳州駅近くのホテルで夕食を食べた後に、シャワーを借りて浴びました。なんだかんだで汗臭いしね。

着替えた後、夜9時前に再びホテルのロビーに集合です。その時”近所のお姉さん的”添乗員さんがメガネをかけている顔を見て、ずっと「芸能人によう似てるんだけど、誰やったけー?」と疑問に思ってた謎が解けました。
彼女、お笑いコンビ”オアシズ”の”大久保佳代子”によう似てたんですよ。”オアシズ”を知らない人は、相方が”光浦靖子”と言えばすぐ分かるでしょう。

ということで、私の中で”近所のお姉さん的”添乗員さん改め、”大久保的”添乗員とさせていただきました。まあどうでもいいですが。

そこから、夜行列車に乗り込みます。2段ベットがふたつ、4人相部屋の個室となります。メンバーはダンナがアンガールズに似た”田中(仮)夫妻”と”市役所の課長さん”の4人です。
自然、独り者同士のワタシと課長さんが上段に上がりましたが、新婚の”田中(仮)夫妻”が違うシチュエーションに興奮して、下段で夫婦の営みを始めたらどうしようかと、どうでもいい心配をしてました。

それより心配しなければならないのは、列車に設置されたトイレです。一応水洗ですが、水がほとんど出ません。黄色い液体はもちろん、当然おっきいのは流れません。そのまま残ってます(マジです)。
事実、夜中トイレから帰ってきた”田中(仮)妻”がその状況を目の当たりにして、かなりショックを受けたらしく、「どういうことー」と半泣きでダンナに訴えてました。かわいそうに…、夫婦の営みどころじゃないな。

そのため各車両には一人職員がいて、列車が止まるとトイレが使えないため、その間に便器に残された遺物を処理しているらしいと、現地ガイドの”よーさん”が後で説明してくれました。だから、列車が止まった後のすぐがトイレに行く狙い目だとも、言ってました。はよ言えよ。

20ウン年ぶりの夜行列車でしたが、上段のベッドにもかかわらず結構寝れましたね。逆に課長さんはあんまり寝れなかったそうです。
結構神経ずぶといんかねえ、ワタシ。